5745人が本棚に入れています
本棚に追加
/102ページ
新聞配達を終えて学校へ向かう頃には、目を覚ました太陽が街を熱してしまい、5分も自転車をこげば汗ばんでしまうほどになっていた。
急いでいるときは、なおさら。
「なんで洗濯しちゃうんだよ・・・・・・」
むわりと蒸し暑い制服のズボンが、僕の脚を包んでいる。
母さんが昨日ズボンを洗ってしまい、半乾きだったところをドライヤーであわてて乾かし、履いてきたのだ。
さらに、そんなことをしていたので、遅刻寸前。
最初のコメントを投稿しよう!