にちじょう

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ミシャとツナが、あそぼうよとぼくをさそいにくる。 たまにけんかしてしまうけど、すぐになかなおりする、なかよしなともだち。 ぼくも、わかった、あそぼうとついていく。 もう、このうちにきてから、ずっとつづけている、ぼくのにちじょう。 だけど、さいきん、みたことのないけしきが、ぼくのあたまによぎるんだ。 ちょうどいまのような、「もうしょ」だなんて、そうぞうもつかないくらい、すずしい、なつのあさやけのした。 あまいきもちをかみしめながら、ゆきよりすこし、たかいめせんで、ゆきのかおをながめている。 そして、ゆきは、ぼくのだいすきな、やわらかいえがおを、うかべている。 そんな、けしき。
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