衝撃的出会い

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「じゃーなー」 「おー」 やる気のない声で俺は答えた。 「えー、透くんもう帰っちゃうの?」 と、さっき隣りに座っていた子の声がドアの閉まる寸前で聞こえた。 …放置。 俺は気にせず店を出た。 あぁ、皆さん初めまして。 オレは飯沼 透。現在高校3年のごく普通にいるような男。今は夏休み中盤で今日は見ての通り、カラオケでの合コンの帰りデス。 帰るの早くないかって? まあね。女の子の一人や二人いつもは持ち帰…げふん、げふん。それは横に置いといて。 理由は携帯に母親からメールが入っていたからだ。 『今日昭仁(あきひと)さんが帰って来るから早く帰ってきてね』
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