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【ここをずっと真っ直ぐ行けば、湖のほとりに出れます。そこは、今の所は安全です。さぁ行って下さい!】 俺の頭の中は、ひたすら走る、周りに気を配る余裕もなく… ふとガイアの声で今に戻された 「ヒロ!…僕このまま行っていいのかな。」 ガイアには珍しい でもガイアらしくない気がする。 「そーいやパールの決着って?」 あ~あれは… ガイアは俯いてしまった 聞いちゃいけない事だったのかな 「ご…ごめん!言いにくいなら無理にとは「パール…親いないんだ。」 …え? 「パールの親…あいつに殺された。…その相手がブロンズ。奴がパールの親を…」 そんな…なのにあんなに元気に? 言葉をなくした。 「で、孤児だったパールを僕らが居た施設が引き取った。その時は、僕もパールも今のヒロみたく狙われてたんだ。」 相づちしかうてない… なんて言っていいのか分からなかった。 「まだ小さかったから…人の為に使う能力なんてなかった。それで親がパールを守って亡くなった。…その時は、親を失った悲しみからパールは体内の太珠を解放してしまった。しかし、そのおかげで助かったんだ。」 「そ…そうなんだ。全然気付かなかった」 ニコって笑いながら、だからだと思うんだヒロに早く家を出ろって言ったの♪ …だからだったんだ 俺らは後ろを振り返ってしまった そう…真っ赤な炎に包まれた宿屋を まるで炎に意志があるかのように…
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