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「そんな事より早く!」
黒猫は急に黙ってしまった。
黙った事により俺は普段の倍ドキドキしていた事だろう
「……奴らの匂いだ…伏せろ」
「え?」
「伏せろ!!!!」
言われるまま伏せた俺
もう何が何だかわからない…頭が痛いぜ
一瞬の出来事を理解するのに5分かかった
・・・・・・・・
そう窓ガラスが割れて目の前には…白猫?
カラスもたくさん…なんで?
「ガイア遅い!あれほど早くねって言ったでしょ!」
「ごめんごめん。ヒロが遅いから。ってか…何んだよこのカラスの大群は!!」
白猫は驚いていたもののため息一つ漏らしていた
そうそう。黒猫はガイアって言うらしい
「あのね…寝ぼけるのも大概にしてよね。ヒロ準備したよね?家を出るから」
はい?家を出る?
つまり?家出???
………やだぁぁぁ!!!!!!
俺不良にはなりたくねーよ!
「ヒロさっきから煩いわよ!いい加減にしないとお母さん怒るわよ!!」
……家出したら怒るお母さんも見れないよな……怒られてこよっかなぁ…
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