出会い

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「ママ、あのおじさんどうし」 「しっ!だめよ、見たら。帰りましょう!」 はっと我に帰った瞳に、 慌てて子供を抱きかかえ、 ちらちらとこちらを見ながら足早に去ってゆく親子連れが何組か映った。 「あ、いや、怪しい者ではな……」 あれ? 言い終わってませんけど? 周りをきょろきょろと見渡すが、 「誰もいない……」 ちょっと泣きそう……
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