一日目

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「これでいい。」 「ありがとう…」 足には布がまいてあった。 丁寧にまいてある。 「歩けそうか…?」 「大丈夫」 ほんとは右と左両方ズキズキ している。 草で切った切り傷もあるが、 一昨日足をひねったばっかり なのだ。 「……」 「どうかした?」 後ろのクロさんが妙に 静かだ。 どうしたのだろう。 「痛いのが我慢できなくなったらちゃんと言うんだぞ」 「ぁ…ぅん…」 気づいてた。 クロさん、どんだげ気を 配ってくれるのだろう… すごく、安心する
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