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「大丈夫ですか…!?」
思ったとうり、クロさんは
地面に倒れこんでいた。
かなり息があがっている。
そんなことよりも…
………若い!
ずいぶん昔からこの島に
いるって聞いたけど
私とそんなに歳だって
かわらないはず。
どのくらい小さいころから
この島にいるのだろう。
整った顔。
目をつぶっているから
ちゃんとした表情は
わからないけど…
「み…見るな…馬鹿」
クロさんが起きあがろうと
する。
「ね、寝てなきゃ駄目!すごい熱なんだから!」
クロさんは手で自分の顔を
隠す。
そんなに隠れなくても
いいのに。
私からしても、不細工な
ほうじゃないと思う。
むしろ―…
(ううん!こんな時に何考えてんのよ!)
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