-始まり-

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伸一はハァハァ言いながら 自分の家の帰路を走っていた (やばいっやばいっ、さっき誰かに見られてた・・・・・たぶん、 あいつだ・・・・・・・) 伸一は今日の昼のことを思い出した “次ハオマエ” (次は・・・・・俺) 伸一は自宅に着くとすぐに自分の部屋にはいった とりあえず部屋のカーテンを全部閉めベッドに寝転んだ 「はぁ、・・・・は・・ぁ・・・死にたくねぇなぁ・・・・・・・・」 伸一の頬から何度も涙が流れ落ちた 少し落ち着くと、お腹の虫が鳴った 「こういうときは飯に限るのかな・・・・・・」 伸一は部屋のドアを開けてリビングに向かった しかし、カーテンの隙間から覗く目に伸一はまったく気付かなかった
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