-夢-

7/8
前へ
/83ページ
次へ
三人の顔は暗くて見えないが、短パンを履いているのは伸一だけなのですぐさま伸一を叩き起こした 「おい、伸一!伸一!」 すると、伸一はバッと起きて 真っ青な顔で辺りを見回した 「あれ、・・・・こ・・・・公園!?」 伸一は少しボーッと遠くを眺めた後、貴也のほうに向き直った 「あれ、貴也・・・・・鏡の俺は?」 貴也は伸一の頬を一発叩いた 「痛っ!!何だよ!貴也!」 伸一が正気を取り戻したので 千亜紀と美代のほうに指を立てて貴也はいった 「とりあえず二人を起こそう」 伸一は渋々頷くとすぐに向こうに駆け寄った 貴也は千亜紀らしきほうに近寄って体を揺すった 「おい、千亜紀ー」 「ん・・・・ん・・はっ!!!?」 千亜紀は目を覚ました途端に辺りを見回した 貴也はさっきの伸一を思い出しすぐに千亜紀に声をかけた 「おいっ!千亜紀!!!」 千亜紀はハッとした顔でこちらを見た 「た、貴也・・・・・?」 千亜紀をとりあえず落ち着かせると後ろを見た 「伸一、美代起こしたかー?」 返事がない 「ちょっと千亜紀ここで待ってて」 千亜紀がわかったと言うと 貴也は美代のほうに走りだした 貴也は足を止めた 「おい、伸一どうした!?」 伸一がその場にへたりと座りこんでいた 「誰か、誰かが・・・・首切って・・・・も、も、もっていった」 伸一は美代のほうに指をさしながら言った 貴也は指がさされている先に視線を向けた 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!

580人が本棚に入れています
本棚に追加