キューピッド

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席について客の顔を見る。 かなり若そうだ。けど不細工‥チーン。 「夏海ちゃんだ!」 「え?どこかでお会いした事ありますか?」 全く身に覚えがない夏海 「ううん?ないよ。サイト見て来たんだ」 「え?うちホームページ出してませんよ?」 「違う違う!掲示板だよ。夏海ちゃん叩かれてたから名前覚えがあったんだ。それだけ。」 あーあのインケンなサイトね。不細工な男がまぁ見て来たなんて気持ち悪い。 はーキモ客に当たった。 早めに抜けようと決めた 「夏海叩かれやすいんですよ~昔から。」 おもいっきり作り笑いが歪んでいる。ヲタは好きなほうだがこの手のミーハーは大嫌いだ 「叩かれてる人は売れてる証拠だよ!有名税だって!俺も叩かれるけど気にしてないから♪ ‥は?同業? この面で同業? 「え?同業さんですか?」 「うん。俺ホストなんだ♪あ。ここ同業禁止?内緒にしてねっ♪」 自分から言っちゃってる時点でアンタ完全にアウトだよ。残念。 「はぁ‥。」 夏海はもう完全に呆れていた。
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