~叫び~

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一階の車庫の横に、二階の桜井の部屋に入る階段がある 孫が可愛い桜井の祖父は、納屋に使っていた小屋を、金に糸目もつけず、これまた立派な住宅に改築していた 祖父の気持ちも知らず、立派な孫?の桜井は、これまた立派な犯罪空間に仕立てていた そんな桜井の部屋に、通された菜摘 15畳の広い居間に、4畳半ほどの奥の寝室があり、風呂も台所も完備されている その居間に置かれた布製の安っぽいソファーに、腰をおろす菜摘 隣に新庄が腰をおろした 新庄 「あん時のこと、まだ怒ってる?」 菜摘 「ううん、怒ってないよっ まぢで元カノなんだよね?」 新庄 「そうだよ!あのバカ女!酔っ払ってさぁ…… 菜摘にあんな事してさ」 菜摘 「でも……… あたしとその人どっち選ぶとか、聞かれてなかった?」 新庄 「あそこで菜摘とか言ってたら、あのバカ女、もっと暴れてたよ! まぢでヤバいから! だから仕方無くさ…… わかるよね?」 菜摘 「そか…… うんっ、わかったよっ(笑)」 新庄の腕が、菜摘の肩にまわる 無能な犬とキジは、悪い桃太郎の動向を、テレビを見ているふりして、とても気にしていた ・
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