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新庄おさむ １８才
闘心会リーダー
新庄は、元暴走族の幹部で、１８才になり車の免許を取ると、単車を降り、同時に暴走族も辞めて、車の改造に熱中しだす……
定時制高校を中退し、友達の紹介で鉄筋屋に就職したものの、現場がきついのか、よく仕事を休んで車を乗り回し遊んでいた
そんな新庄の元に、昔の族の仲間や、学校の仲間が集まり、次第につるんで走るようになると、いつしか新庄をリーダーに車のチームが出来上がった
闘う心なんて、これっぽちも無い連中が、御大層(ごたいそう)にチーム名を
『札幌闘心会』
と名づけ、チーム結成と相成った
時折、他のチームと喧嘩になる
すると彼らは
「俺らは族じゃなく
車のチームだから」
と、最高の逃げ言葉を吐き、喧嘩に持ち込まず、うまく切り抜ける
車の改造と"ナンパ"だけは、上等な無駄チームだ
この恐ろしく名前負けしたチームのケツ持ちを、新庄とパチンコ屋で知り合った真鍋が、よせばいいのに調子に乗って請(う)けていた
もちろん暴れることなどない闘心会の連中が、真鍋にケツを持ってくる事は皆無で、チームのステッカーに、Ｎ会まがいの代紋が使用されていたが、林野一家では黙認していた
メンバーは喧嘩はしょぼいので、せめて車はキメようと高級国産車を親に無理させ購入し、真面目にやるからと、これまた親に嘘をつき、親の痩せスネをかじり、車をドレスアップしていた…
弱いチームのくせに、街ではかなり目立ち、ＶIＰのドレスアップ車に目が無い女達にモテていた
ナンパされた女が黙って言うことをきいてる内はいいが、部屋やホテルに入り抵抗すると彼らは豹変する
他の仲間を呼び出し抵抗する女を全員で輪姦(まわ)し、ポイ捨てする
乱交まがいのパーティーは闘心会の得意技で、結成してすぐ、ナンパした女子高生２人と１０人ほどのメンバーが楽しみ、その模様をビデオ撮影し、そのテープを複製して売りだし、メンバーが逮捕されるとゆう事件も起こしていた……
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