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今までに見たことがないアナタに私は再び恋をする
私の前に再び現われたアナタは、付き合っていた頃よりもずっとたくましく見えた…
あの頃のあなたは何をするにも私に頼ってばかりだった
でも、私が落ち込んでいるとアナタは歌をうたって励ましてくれたね
でも、あの時アナタは『今の僕じゃ君を幸せにすることができない…』そう部屋に書き残しどこかに行ってしまう
アナタの居ない部屋の片隅で私はアナタの歌を聴いている
アナタが歌ったたくさんの恋の歌はすべて私のために歌ってくれていたことに私は最後まで気付かなくてただ、泣くことしかできなかった…
そして、今再び私の前に現われたアナタはあの時の歌をうたっている
私はアナタの所へ駆けつけたかった…でも、その時私は気付いた
アナタは私が見間違えるほど成長したのに…私はあの時からちっとも変わっていなかった
そのことに気付いた私はそっとアナタがいる場所とは逆の方向に足を向けた
今度は、私がアナタにふさわしい存在になるために…
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