猫とホームレス

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僕はダンボールで1日を明かした。 ダンボールの中をのぞき込む少年がいた 「お~いケンジ、こっち来てみろよ、子猫がいるぜ」 少年2人が、ダンボールをのぞき込んでいる 「本当だ、まだ小さいね、でもあんまり可愛くない猫だね」 「うんうん、不細工な猫だよね」 僕に興味を示したが、直ぐ飽きたのか 「ケンジ何時まで見てるんだよ、早く行こうぜ」 「うん」 少年達は行ってしまった。 それから何人も、のぞき込む人々がいた 「お前の家で飼ってやれよ」 「えーっ! 嫌だよ、だって不細工だもんコイツ」 「そんな猫見てないで、早く行こうぜ」
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