ChapterⅢ

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現代っ子の俺からしてみれば、ただの平民だって普通の生活ができるのが当たり前。 けど、やっぱりこの世界だとそんな考えは珍しいのかな? 「ありがとうございます。あぁ、そうでした。貴方様のお名前をお聞きしても宜しいですかな?」 「え? あっ、そういえばまだ自分の名前すら名乗っていませんでしたね。自分はアレクサンドロスと言います。では、また今度、家や食料などの準備が終えた時にお会いしましょう」 自己紹介すらしてないなんて、俺って案外無礼者? まぁ、反省は後にして、とりあえず帰ってやることやりますか。 明日からの予定やこれからすべき事やミネアやユフィの懐かしい萌え姿などを思いながら、俺はロアロさんの屋敷に帰るのだった。 老人Side 「あれがアレクサンドロス様……」 村人のうちの一人がボソリと呟く。
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