第1章

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美「ねぇ,ねぇ詩樹!!新しい友達ができたの!!」 嬉しそうな笑顔で俺に報告する美羽。 この笑顔が俺は大好きだ。 詩「良かったな」 美「うん!!新しい友達ってね~海のことなんだ♪」 詩「海?」 …聞いたことある名前だな…誰だっけ?? そんな考えが顔に出ていたのか美羽は「あそこ!!」と指をさす。 詩「あぁ…」 あいつか…。 続きは口には出さなかった。彼は俺でも知ってるくらい有名だから。 2人で海を見ていると海がこちらに気が付いた。笑顔でこっちに向かってくる。 海「なぁ~に??」 美「今,海の話してたの♪」 海「そっかぁ♪2人は付き合ってるの??」 美「ぇっ!?違うよぉ!!詩樹と私はただの幼なじみなの!ねっ!?」 詩「あ?あぁ…」 つい歯切れの悪い返事をしてしまう。 海が一瞬目を細めたのを俺は見逃さなかった。
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