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美「ねぇ,ねぇ詩樹!!新しい友達ができたの!!」
嬉しそうな笑顔で俺に報告する美羽。
この笑顔が俺は大好きだ。
詩「良かったな」
美「うん!!新しい友達ってね~海のことなんだ♪」
詩「海?」
…聞いたことある名前だな…誰だっけ??
そんな考えが顔に出ていたのか美羽は「あそこ!!」と指をさす。
詩「あぁ…」
あいつか…。
続きは口には出さなかった。彼は俺でも知ってるくらい有名だから。
2人で海を見ていると海がこちらに気が付いた。笑顔でこっちに向かってくる。
海「なぁ~に??」
美「今,海の話してたの♪」
海「そっかぁ♪2人は付き合ってるの??」
美「ぇっ!?違うよぉ!!詩樹と私はただの幼なじみなの!ねっ!?」
詩「あ?あぁ…」
つい歯切れの悪い返事をしてしまう。
海が一瞬目を細めたのを俺は見逃さなかった。
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