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浩介は、夜も外食で済ませた。
帰って晩御飯の事を考えながら冷蔵庫を開けたら、何も入っていなかったので、仕方なく外食で済ませたのだ。
だが・・・
『ここはどこだ?』
いつも通り馴れた道なのに迷ってしまった。
いわゆる裏路地という所に迷ってしまった。
『え?』
浩介は、背筋が寒くなる思いをした。
誰かに見られている気がした。
だが、誰もいない。
気味が悪くなった浩介は、早く帰ろうとした。
その時、目の前に老婆が立っていた。
突然現れたので、浩介は悲鳴をあげそうになった。
彼女は、白い袴にドクロの首飾りをつけていた。
『前世占い・・・』
思わずそうつぶやくと、老婆はニヤリと笑った。
『前世を見るかね?』
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