プロローグ

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「いたぞ!!」 軍の数人が槞兎を囲んだ 「フッ…」 すると、槞兎は微かに笑みを浮かべる 「な、何がおかしい」 「私…ぃゃ…俺をこんな少人数で捕らえられると…?」 槞兎は軍を睨みつけ、剣を振るった! ほんの…一瞬だった…! ザシュンッ………!!!!! バタリッ… 軍隊が槞兎の周りに倒れ込んだ 先程まで武器を構えていた者達が、槞兎の一降りで… 不思議な光り… 感覚… 「うっ…!」 すると槞兎はその場にしゃがみ込んだ 胸元が…締め付けられるような… 「っ!槞兎!」 妃が慌てて槞兎に駆け寄った 「は…母上…」 「なんて無茶を…!貴方の力はあれほど使ってはならないと言ったでしょう…?」 妃が槞兎に小さく言う 槞兎のチカラ… 不思議な力… 王族の遥か古えから伝わる力 世界をものみこむといわれる… ギィ…… 「!?」 その時後ろから物音がきこえた。さっと振り返ると、そこには一人の軍が… 「覚悟!!」 軍が槍を前に、槞兎に突き出した…! 「あ、危ない!!!」 ザンッ…………!! な…何が…… 槞兎は大きく目を見開いた 「…は…母上ぇぇぇー!!!!」
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