大晦日の夜の出会い

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    その言葉を聞いて驚いたのか、少し目を見開きながら俺をジッと見つめる。     当たり前の反応だと思う。 いきなり初対面の奴から家に来るかと言われて警戒しない奴はいない。     俺はいきなり変な事を言った事を謝った。 けれど少年は首を振ってにっこり笑い「行きたい!」と言ってきた。     本当にいいのか聞くと嬉しそうに笑ってうなづく。     ならおいでと手を差し出すとすぐに立ち上がって手を握る。       そして周りの好奇の目も気にせずにそのまま歩いて自分の家に向かった。      
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