ミルクボトル

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「ねぇ、なんでこのボトル作ってくれたの?」 そのミルクボトルは少し前の沙弥の誕生日なや亮介がくれたものだった。 まじまじとテーブルの上のボトムを見つめた。 「当たり前っていいうのがいやだったからかな?」 そのミルクボトルを手元に引き寄せた亮介が笑った。 「あたりまえ?」 「うん。そう。コンビニとかスーパーに売ってるままの牛乳って感じが嫌だったっていうのかな。このミルクは特別な人の為のものって・・・その人の帰りを綺麗な瓶につつまれて待ってる。ま、沙弥の為のカフェオレミルクって事。」 「俺、milkはつかわないから。」 亮介はテーブルの上に優しくその瓶を置いたき目を細めた。
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