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宿屋に着いたのは峻吾が気を失ってから20分位だった。
峻吾は宿屋のベットの上で目を覚ました。
「うう…」
するとすぐ横から
「気が付きましたか?」
と女の子の声が聞こえた。
峻吾は目を開けて声がしたほうを見てみる。
するとそこには金髪で青い瞳の少女がいた。
その少女はあっ、と小さな悲鳴をあげると扉を開けて走り去って行った。
峻吾は部屋を見渡してみた。
峻吾が寝ていたベットは窓側にあって窓からは看板の一部が見えた。
反対側にはさっき少女が去っていったドアがあった。
その横には鏡があった。
峻吾は自分の顔に酷い傷があってさっきの少女はその傷を見て逃げ出したのだろうと考えた。
峻吾はベットから下りて鏡へ向かった。
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