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｢父が死ぬ前に話してくれました。ドゥアツァルニが昔始めた戦争を始める為に龍や獣族の実験をしてると言っていました。｣
その時階下から男の叫び声が聞こえた。
｢龍人だーーーーー！｣
リックが双剣を抜くと峻吾に言った。
｢メリーアンを連れて逃げろ！！｣
窓から飛び出そうとしたリックが立ち止まって峻吾に手袋のような物と短剣をを投げてきた。
海賊が持っているような剣だった。
｢こ、これは？｣
峻吾が聞くとリックが窓を蹴破りながら答えた。
｢それを装備してメリーアン抱えて裏から逃げろ！質問は許さん！｣
そういうとリックは窓から飛び降りた。
峻吾は窓から下を見下ろした。
すると下から槍が飛んで来て峻吾の額を掠って行った。
｢うわあ！｣
峻吾が後ろに倒れるとメリーアンが大丈夫ですか！？と叫んだ。
峻吾は急いで手袋を付けるとメリーアンを抱えた。
｢うわっ！軽っ！｣
とてつもない怪力が出ていた。
峻吾は床から剣が突き出てきたのでドアを破って廊下に出た。
｢裏口は？｣
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