赤眼

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「廊下を右に行くと1番近いです!」 メリーアンが言った。 峻吾が走り出すと反対側から男が走って来た。 「そこの兄ちゃん!その娘はわしが連れてくから一人で逃げろ!」 峻吾は立ち止まった。 「お願いします。」 そう言うと峻吾は反対側へ走って行った。 「兄ちゃん!?どこに行くんだい!?」 後ろから男が叫んだが無視した。 峻吾が階段から降りると、そこでは八人程が戦っていた。 相手は色とりどりの鱗が生えた怪物だ。 峻吾は剣を構えると怪物の足に斬りつけた。 グォォォォォォォォォ! そこへ槍を持った女が突っ込んだ。 「はぁっ!」 ギシン! 槍が鱗に弾かれる。 怪物が女に向かって火を吐く。 ブォォォォ 女は避けたが足に火がかかる。 「キャッ!」 女が倒れた直ぐ後にリックが双剣で斬りつける。 今度は鱗に弾かれる事はなく怪物の肉を斬り裂いた。
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