赤眼
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龍人の鱗は下に向かって生えていた。 峻吾はもう片方の足を下から怪力で斬りあげるようにして剣をぶつけた。 四、五枚鱗が剥がれたが剣は食い込んで離れなくなった。 峻吾は再び怪力で斬りあげた。 すると怪力に耐え切れず剣は切っ先の方を龍人の足に残して折れた。 峻吾はすぐに倒れている女の所に行くと、腰にさしてある長剣を
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