赤眼

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すると龍人の体が消えた。 「あ、あれっ?何で消えたんだ?」 乗っかっていた物が無くなったので峻吾は変な恰好で床に座っている。 パチパチパチ 周りから拍手が聞こえてくる。 峻吾が辺りを見回すと小太りの男が前に進み出た。 「いやぁお見事だったよ、峻吾君」 「どういう意味ですか?」 峻吾が聞いた。 今度はリックがでてきて言った。 「実はだね峻吾。あの時あげたポーションがあるだろう?中に毒が入っていたんだよ。芹夏から聞いたと思うがあの毒だよ」 リックが続けて言った。 「君の性格からしてあの時窓から覗き込むだろうと思って槍を投げたから死ななかったんだよ」 峻吾が聞いた。 「それは分かりましたがあのオッサンとどう関係が有るんですか?」
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