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「井上さんなら今日はいないし、いると思ってたの?」
「結衣ちゃんが昨日丘の上の屋敷で待ってるから来てねって言ってたんですけどね」
このままじゃ何も出来ないから井上さんを呼ぼうと峻吾が提案した。
「所で君、何でそんなに厚着なの?」
彼女はまるで冬山に登る時のような格好をしている。
「えっ、あっこれはあっちがとても寒くて……」
その時
ピーンポーン
ベルの音がなった。
峻吾がドアを開けると風と雪と‘赤黒いもの’が入って来た。
‘赤黒いもの’は直ぐに倒れてしまった。
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