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月菜は
バカップルと一緒にいたら
バカが移ると
笑って去っていった
『まぁまぁ、仕方がないから、おチビサンの分まで見てやるよ!』
『ホントッ???』
タクのさりげない優しさに
目を輝かせてみせた
タクはにこりとわらい
背伸びをして
クラス表をみた
なんだか、タクと出会った時のコトを思い出しちゃうよ。
あの日も見てくれたもんねッ!
さりげなさは
あのときと変わんない。
あの時のあたしは
タクをスキになるなんて
全然思ってなかったのに
今ではウソみたいに
タクに夢中なんですッ
ってか
今思ったら
少し身長が伸びたような気がする
あっ
もちろんタクのね(笑)
『乃亜~』
『どうだった?』
『今回別みてぇ~…乃亜三組で俺が五組。』
残念そうに
タクはあたしを見た
『最悪ッ!タクッ絶対に会いにきてねッ!』
『当たり前じゃんッ!行くッ!行きまくるしッ!』
『約束だからねッ』
『おぅ。約束する。』
あたしは
タクに腕を引っ張られ
一瞬にして
タクの腕の中に収まる
この場所は
あたしに安心を与えてくれる
あたしはタクに身を預けた
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