-2年生-

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月菜は バカップルと一緒にいたら バカが移ると 笑って去っていった     『まぁまぁ、仕方がないから、おチビサンの分まで見てやるよ!』   『ホントッ???』   タクのさりげない優しさに 目を輝かせてみせた   タクはにこりとわらい 背伸びをして クラス表をみた   なんだか、タクと出会った時のコトを思い出しちゃうよ。  あの日も見てくれたもんねッ! さりげなさは あのときと変わんない。 あの時のあたしは タクをスキになるなんて 全然思ってなかったのに   今ではウソみたいに タクに夢中なんですッ   ってか 今思ったら 少し身長が伸びたような気がする   あっ もちろんタクのね(笑)     『乃亜~』   『どうだった?』   『今回別みてぇ~…乃亜三組で俺が五組。』   残念そうに タクはあたしを見た   『最悪ッ!タクッ絶対に会いにきてねッ!』   『当たり前じゃんッ!行くッ!行きまくるしッ!』   『約束だからねッ』   『おぅ。約束する。』   あたしは タクに腕を引っ張られ 一瞬にして タクの腕の中に収まる     この場所は あたしに安心を与えてくれる あたしはタクに身を預けた  
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