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今日は遅番だから、帰り職場の人と飲んでから帰る━…
ある日マサトは私に、そうメールをしてきた。
「はいよ~☆」
私は何も疑わず返事をする。
マサトが夜遅いなら~。
と思い、私はその日実家へ久々に帰った。
久しぶりの実家帰宅に、ママ(里親)と私は語りまくった。
「新婚生活はどう?」
『順調だよ('-^*)』
「ツワリひどいんでしょ?大丈夫?マサト君理解してくれてる?」
『うん。平気。家事手伝ってくれてるし。』
「ならいいけど…男って女の辛さわからないからねぇ…。困った事あったら言いなよ!」
『大丈夫だよママ!マサトは何でもしてくれちゃうんだから(^^)』
私は結婚して幸せだって思われたくて。
マサトの印象を下げたくなくて、
ママに嘘を付いた。
でもね…本当はね…
最近不安なんだよ。
マサトは私が作った夕食食べないの。
体を少しも思いやってくれないの。
赤ちゃんの話題よりもケータイいじってばっかなの。
でも言わない。言えない。
これは私が選んだ道。
この人達は今までずっとこんな私を育ててくれたんだから、もう心配かけられない…
大丈夫。
私のツワリが直れば
赤ちゃんが生まれたら
きっと世界一幸せな家庭になるよ!
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