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「いってぇーな!何すんだよっ。」
マサトは私が投げたティッシュ箱を拾いながら私を睨んだ。
私は怯む事なく、マサトを突き飛ばした。
「お前!!嘘付くんじゃねーよ!!仕事休んでんだろーが!!今日、主任から連絡来たんだよ!!説明しろよ!!どういう事か!!」
突き飛ばされ床に倒れてビックリしているマサトに声を張り上げた。
私は性格的に滅多に怒らない…というか、怒る気持ちを自分の中で抑えて、あまり感情的にはならない。
昔からそうだった。
もちろんマサトにこんなに怒りを露わにしたのも初めての事だ
「…」
私から視線を反らし、黙り込むマサトに私はイライラせずにいられなかった。
『早く説明しろよ!!おいっ!!聞いてんのかよ。』
するとマサトはヒョイと立ち上がり、私を壁に突き飛ばした。
「てめぇー!何だ今の口調は!あぁ?俺の勝手だろーが!てめぇは、家の事やってりゃいいんだよ。」
私は突き飛ばされた反動で壁に強く頭を打ち、痛がっているにも関わらず、マサトに胸ぐらを掴まれ、そう言われた。
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