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少し歩くと白い大きな建物が見えてきた
ぽつんと立っその建物のすぐ横に看板がたっている
”緑の孤児院”
大「ただいま」
風「……」
二人はゆっくりと緑の孤児院のなかに入る
こここそが二人の家である
大地は3歳から風は5歳からここに住んでいた
親がなくなってしまった子
なんらかの理由で親と暮らせない子
親に預けられた子
など計500人弱の子供がここに住んでいる
大「風?大丈夫??」
大地は風の顔色を見た
風「大丈夫…でも部屋で少し休むよ…」
風はそういうとふらふらしたあしどりで歩きだす
大「全然大丈夫じゃないだろが!!…ったく…部屋までおくる!」
大地はそういうと風の鞄を持った
風「…ごめん…ありがとう大地」
風は大地に微笑んだ
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