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老「…」 老人はゆっくりと女の子の頭をなでた… 老「しかたがないんだよ…?わかってくれるかい?」 しかし 女「わぁーん…ヒック…ウッ…うわーん…」 女の子は泣き続けるだけだった… 老「しかたがない…ごめんよ…?」 老人はそういうと不思議な言葉を発した… 老「守護神たちよ…力の封印の印をしめせ…幸運の光りを」 辺りが光りに包まれる 女「あっ…」 その光りは女の子のまわりに集まり…消えた パタリ… 女の子はゆっくりと倒れた… 女の子の首すじに小さな四つ葉の形が現れる 老「よいしょ…」 老人はゆっくりと女の子をしょった… 老「生きるんだよ風(フウ)…」 老人はそうつぶやくと目の前にある白い建物の中に入った… 外の看板には <緑の孤児院>と書いてあった… ◇ ◆
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