27人が本棚に入れています
本棚に追加
「でも頑張ったんだろ?ならそれで良いじゃん」
「え・・・・・?」
いつもそう、蒼田は私の思っている事をすぐ読み取る。
占い師ですか・・・
「1限目始まるな・・帰るか!」
本日2回目のカッコイイ笑顔を私に向けてくれた。
蒼田の後を追おうと歩き出した時いつもと違う視線を感じ、後ろを向くと、3年の女子5人が私を見て何か話している。
「真加?行くよ」
「う、うん・・」
そこから早く立ち去りたくて小走りで教室へと向かう。
「ふう~」
ロビーから離れると少し気持ちが軽くなった。
ブーブー・・・
ポケットの中で携帯が鳴る。
携帯を見ると『受信 拓海』
拓海からだ・・・。
喜びと同時に悲しみも一気に来た。
「あ~!!!!!!」
思わず叫んでしまった・・・。
「どうしたんだよ急に・・・」
最初のコメントを投稿しよう!