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ザザァァァァー......
昼から長い雨が降り続いている。
そんな中を俺は一人で走っていた。
翔太「天気予報信じるべきだったか…。」
そう嘆きつつも足を止めずに走った。
???「にゃっ…にゃぁ………。」
すると弱々しい鳴き声が聞こえた。
翔太「………猫か?」
そういって俺は足を止める。
そして辺りを見渡すと段ボール箱に入っている一匹の仔猫を見つけた。
その箱には『可愛がってあげてください』と書かれている紙が貼られていた。
しかも長時間雨にうたれているのか仔猫の体が震えている。
翔太「お前…捨てられたのか………。」
仔猫「にゃぁ………。」
仔猫が言葉を理解したように返事をする。
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