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あれから少し、三人でお茶して先輩と共に家を出た
「…さて、と。まずは水族館行かない?」
「えっ…?」
「俺さ、今日は無理矢理休んじまったけど…夏休みでも毎日学校あんだ。」
そっか…
そうだよね。先輩は受験生だもの…夏休みなんて一番大切な時期…
そんなに遊んでなんていられないもんね…
そうは分かっていても、やっぱりなんだか寂しい気持ちにもなってしまう…
「でも、全く会えなくなるってわけじゃないから…だから、そんなに悲しい顔すんなよ?」
そう言いながら、先輩は私の頭をポンポンと軽く叩いてきた
「…はい」
ちゃんとまた先輩と付き合えるようになったのに…
ダメだな、私…
こんな些細な事で悲しくなったり嬉しくなったり…
でも、この感情は好きだから当たり前なのかな?
好きだから…その人の言葉や行動一つ一つに、悲しくなったり、嬉しくなったり、ドキドキしたり…
これが恋愛すると、沸き起こってくる当たり前な感情なのかな?
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それから先輩とのデートは本当に楽しくって…
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