~第二話~

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  「お前、これから部活行くのか?」 「あ、うん。今日やること説明してくる」 何で?と言いながら、紗姫は首を傾げた。 それを見て、霧夜はいや…と言いながら目を逸らす。 っち…一々可愛いんだよ、こいつ…。 「霧夜は行かないの?」 「?あぁ、行くが…」 「じゃ、一緒に行こうよ!」 にっこりと霧夜に笑顔を向ける。 すっと、またも目を逸らす。 また目逸らした…。 何で?そう思いながら、紗姫はとりあえず霧夜の手を引いた。 「ほら、行くよ」 「ちょ、オイ!」 顔を赤く染める霧夜に、紗姫は全く気付かないのだった。  
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