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「お前、これから部活行くのか?」
「あ、うん。今日やること説明してくる」
何で?と言いながら、紗姫は首を傾げた。
それを見て、霧夜はいや…と言いながら目を逸らす。
っち…一々可愛いんだよ、こいつ…。
「霧夜は行かないの?」
「?あぁ、行くが…」
「じゃ、一緒に行こうよ!」
にっこりと霧夜に笑顔を向ける。
すっと、またも目を逸らす。
また目逸らした…。
何で?そう思いながら、紗姫はとりあえず霧夜の手を引いた。
「ほら、行くよ」
「ちょ、オイ!」
顔を赤く染める霧夜に、紗姫は全く気付かないのだった。
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