~第十話~

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「ふぅ…」 人気のない屋上…。 私は喫茶店を抜け出し、屋上で休憩していた。 風が冷たく、暑くなった体には丁度よい。 「紗姫せぇんぱい」 「?」 聞き覚えのある声。 この可愛らしい声は…、 「淳ちゃん!」 にこっと可愛らしい笑顔を紗姫に向ける。 この笑顔にいつめ癒されてるなぁ…。 自然と自分の顔も笑顔になった。 「どうしてここに?」 「疲れたから抜け出してきたんですよぉ♪紗姫先輩は?」 私が問う。淳ちゃんはにこぉっと笑いながら答えた。そして質問しかえす。 「私も同じ」  
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