5599人が本棚に入れています
本棚に追加
/136ページ
淳ちゃんが私の横にきた。私はまた空を見上げた。
「紗姫先輩…?」
「ん?」
淳ちゃんが俯いた。
紗姫は淳を見て首を傾げた。
「もし…いや、ありえないけど…棗先輩と喧嘩して別れちゃったら…どうします?」
「え…」
急な淳ちゃんの質問に紗姫は驚き、そのまま黙り込んだ。
「別れたら…まずは大泣きするかな?」
ははっと笑いながら、紗姫はまた空を見上げた。
「その後は…?」
「そうだなぁ…まずみぃに言うよ。そしたら…淳ちゃんのとこに行くかな?」
紗姫がまた笑った。
淳の顔がほんのり赤くなる。そして、どうして?と問った。
「淳ちゃんの笑顔に癒されたいから、かな」
最初のコメントを投稿しよう!