~第十一話~

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劇は順調に進んでいた。たまぁにカンペをだしたりもしましたが…。 『デーテ…あなたには本当に感謝しています』 そろそろ終わる、この大事な最後の場面。 『何かお礼を…』 『いえ、フィリアの笑顔を見れたからお礼などいりません』 『こうして2人は別れ、フィリアとデーテは別々の道を歩んでいきました…』 パチパチ 大きな拍手がみんなの耳に聞こえてきた。 「いやぁ…緊張したぁ!」 「すっごいよかったよ!」 紗姫は劇を終えた後輩にわぁっと抱きついた。  
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