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『必ず0時に帰ってくるのですよ、いいですね?』
『はい、魔女さんありがとう!』
劇がとりあえず一段落した。
カボチャの馬車を走ってるように見せてる間に、紗姫がドレスに着替えた。
『ヒヒィーン!』
『ここが…』
照明が一瞬消え、お城の中という設定に変える。
『人がたくさんだわ…』
『お一人ですか?』
『え、あ、はい。あなたは…王子様?』
『まぁそんなところです。お名前を聞いてもよろしいですか?』
『私はシンデレラです』
『良い名だ』
順調に進んでいる劇。
劇が進むにつれ、紗姫の緊張は高まっていた。
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