5599人が本棚に入れています
本棚に追加
/136ページ
『………』
黙ってシンデレラがガラスの靴の前に立った。
『さぁ…』
ゆっくりと足をあげた。
『ぴ、ぴったり…』
『あなただったのですね、シンデレラ…』
『おうじ…さま…』
いよいよ―…!
『シンデレラ、私と結婚してくださいますか?』
『わ、私なんかで良いのですか…』
紗姫は静かに深呼吸をした。
『あなたじゃないとダメなんだ…』
あれ…棗、セリフが違う…?
「ずっと、あなたをはなしたくない」
「棗…」
私は思わず呟いた。
「私…私…あなたとずっと一緒にいたい…!!」
最初のコメントを投稿しよう!