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「紗姫!」
「棗、待たせてごめんなさい…」
幕が下りたのを確認し、棗は紗姫に寄った。
「あのセリフ、ほんとか…?」
「…うん。大好きよ、棗」
「紗姫…好きだ」
台本通りの科白を言って進む劇。
その中に隠れた本当の想い。
あなたはちゃんと気付いてくれますか?
科白なんかじゃないよ。
さあ歩んでいこう。
二人の道を…、
ずっと一緒だよ…?
「「愛してます」」
【恋する二人 完】
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