~第二話~

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「さあ…そろそろ来るんじゃねぇか?」 霧夜がそう言った。 すると、会室の扉が静かに開いた。 「あれぇ…こんなにいたのかぁ」 入ってきたのは、三年生で生徒会長の、綾瀬 優希(アヤセ ユウキ)だった。 「優希遅いぞ。会長だろ」 そう静かに言ったのは、風紀委員長の二ノ宮 和樹(ニノミヤ カズキ)。 「優何やってたの」 またナンパ?と言いながら笑う、体育委員長の雨野 渚(アマヤ ナギサ)。 その会話を見て微笑む、文化委員長の時羅 直夜(トキラ ナオヤ)。 私はみんなを見回した。 まだ全員じゃないな… 私はいつものように出欠表に記入する。 記入し終えると、まだ続いている会話に参加した。  
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