~第三話~

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「んじゃあこれで生徒会終わり~」 優先輩のその言葉と同時に、みんなは帰る準備を始めた。 「直夜ぁ帰ろう~」 「あ、うん」 空宇が直夜に言う。 あ、そういえば…付き合ってるんだっけ… 私はそう思いながら無意識に霧夜を見た。 霧夜もふとこちらを見る。 「何だ、一緒に帰るか?」 ふっと小さく笑う霧夜を見て、思わず顔が赤くなる。 「じゃ、霧夜とゆっくり帰ってね、紗姫」 「なっ…!」 美湖の言葉に、さらに頬が赤くなる。  
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