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「みぃのバカーッ!」
紗姫がそう叫ぶと、美湖は笑いながら会室を出ていった。
私は鞄をもち、会室を出ようとした。
グイッ
「?」
急に引っ張られ、私は上を見た。
霧夜…
小さく、一緒に帰るぞ。
そう言いながら紗姫の手を引いた。
「ふふっ…」
私しか気づいてなかったけど、霧夜の顔がほんのり赤かった。
俺様キャラな感じがある霧夜でも、やっぱり顔赤くなったりするんだな…
私はそう思い、思わず口元が緩んだ。
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