~第九話~

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  みんなが集まると、生徒会が始まった。 私は淳ちゃんのいつもの笑顔を見て安心した。黒板に書かれる内容を、私はノートにうつしていく。そして、頭の中では返事のことを考えていた。 「あ、そうだ」 横で、生徒会長である優希先輩が言った。 何だ?と言うように、みんなが先輩を見た。 「生徒会メンバーで劇やることになったからよろしくね」 にこりと笑う先輩。 こういうことは…もう少し前に言ってほしかったなぁ…。 私はそう思いながらノートの片隅に、「劇」と小さく書いた。  
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