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「ただいまぁ…」
今日も棗は家まで送ってくれた。
私はまっすぐ部屋に向かった。
ガチャ
「シンデレラかぁ…」
ボフッと、紗姫はベッドにダイブした。そして呟いた。
「相手は棗…」
心で思っていたことが無意識のうちに口から出てくる。
「返事…どしよ…」
一番の悩みはこれだ。
シンデレラの相手が棗だろうが誰だろうが、役を演じればいいだけ…。
「好きだったはずなのに…」
この不安な気持ちは何なんだろう…。
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