~第九話~

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「紗姫ー、夏唯ー、里都ーご飯よー」 母さんの声がした。 私は立ち上がり、目を擦った。 「…よしっ!決めた!」 紗姫はそう叫ぶように言い、部屋を出た。 ドンッ 「「いたっ」」 「っつー…ごめん…大丈夫?」 部屋を出ると丁度部屋の前を通った弟…夏唯と里都にぶつかった。 はい、何となくお気づきかと思いますが…私の弟は双子です。 「あ、姉ちゃん、あとで話ある」 「はいはい」 そう紗姫に言ったのは里都だった。 三人は、母の声が聞こえすぐにリビングへと向かった。  
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