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「あぁ…うん」
里都は言うか言わないか迷っているのか、黙っていた。
紗姫は里都から話すのを待ちながら、ぐるぐると椅子を回転させていた。
「やっぱ」
「いいやはなしね?自分から言って部屋にまで来たんだからいいなさい」
里都が言い終える前に、紗姫は言った。
そして続けた。
「何を言いたいのかわかんないけど、言った方がスッキリするんじゃない?」
紗姫がにこりと里都に笑いかけた。
「…夏唯の好きな人に告白された…」
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