~第九話~

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「あぁ…うん」 里都は言うか言わないか迷っているのか、黙っていた。 紗姫は里都から話すのを待ちながら、ぐるぐると椅子を回転させていた。 「やっぱ」 「いいやはなしね?自分から言って部屋にまで来たんだからいいなさい」 里都が言い終える前に、紗姫は言った。 そして続けた。 「何を言いたいのかわかんないけど、言った方がスッキリするんじゃない?」 紗姫がにこりと里都に笑いかけた。 「…夏唯の好きな人に告白された…」  
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