~第九話~
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「姉ちゃんは…?」 急にふってきた里都。 「何が?」 私は焦り、急いで返した。 「姉ちゃん彼氏いるんじゃないの?」 「えっ」 何で気付いたのか…。 紗姫の顔が一瞬歪んだ。 「何で?」 「ご飯前泣いてたから」 ビックリした。 まさか鈍い里都が一瞬見ただけで泣いたって気づくなんて…。 「姉が泣いてるのぐらいすぐわかるよ」 ふっと小さく里都が笑った。 「もう…」
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